このブログに何度か登場している我が家の愛犬ちょこ、おそらく分離不安であると思われます。
病院で診断されたわけではないので、確定ではないという意味で『おそらく分離不安』と書きましたが、飼い主の私から見ても分離不安になっているんだろうなーと思えるポイントが多々あります。
この記事は
- 愛犬が分離不安かもしれない
- 分離不安の症状ってどんなもの?
- 分離不安って治るの?
- そもそも分離不安ってなに?
という疑問にお答えします。
分離不安とは
飼い主さんと離れて過ごすことが不安で、ストレスを感じ、精神的にも肉体的にも不調になり、そのストレスが原因で様々な問題行動を起こしてしまう状態を「分離不安」と言います。
分離不安の症状
分離不安になってしまうと、次のような行動や症状がみられることがあります。
飼い主さんが留守のとき
- 吠え続ける
- トイレではない場所でおしっこやうんちをする
- 自分の足や尻尾を舐め続けたり噛んだりする
- 物を破壊したり、部屋をぐちゃぐちゃにする
- 餌やおやつを食べない
- 下痢や嘔吐をする
飼い主さんが家にいるとき
- つねに飼い主さんの後を追う
- 飼い主さんがトイレやお風呂に行くと吠え続ける
- 飼い主さんが出かける準備をすると吠えて離れない
- 飼い主さんが座るとつねに膝の上に乗る
我が家の愛犬ちょこは、出かける準備をするとソワソワし始め、ドアを閉めるとドアに向かって吠えたり足でドンドンしたりします。
ずっと吠え続けることはなく、玄関から出てしまうと静かになります。
また、粗相や破壊行動、自傷行動などもなく、健康状態も特に問題ありません。
家ではつねに私の後を追い、トイレやお風呂はドアの前で待っています。
べったり横で寝ているときもありますが、少し離れたところで寝ていることもあります。
今のとこと、大きな問題行動はないけど、出かけるときと帰ったときの興奮が激しすぎるのと、ちょこ自身がひとりでいることに不安やストレスを感じているようなので、留守中も安心して過ごせるように、飼い主の私もちょこも訓練中です。
分離不安になる原因
分離不安は、「飼い主さんが出かけてしまったら、もう帰ってこないのではないか」「留守中に、何か危険なことが起こるのではないか」という不安な気持ちが原因と考えられています。
また飼い主さんとの強い依存関係によって、分離不安が生じていることがあります。
その他に、脳や神経などに障害がある場合に、重度な分離不安の症状が現れることもあります。
分離不安を治すためには
分離不安の症状が重い場合は、一度かかりつけの動物病院で相談してみましょう。
脳や神経に異常がある場合は、投薬治療を行ったり、原因に合った治療を行うこともありますが、症状が軽い場合は、自宅でのしつけや対処で改善する場合もあります。
しつけによる対処方法
しつけによる対処方法は、1日や2日で症状が改善するものではないので、何度も何度も繰り返し対処し続ける根気が必要です。
飼い主さんが家にいるとき
- まずは飼い主さんと離れることに慣れさせます。1分くらい別の部屋に移動し、愛犬を部屋にひとりにさせます。部屋に戻ったときに静かにしていれば、しっかりと褒めてあげます。そして、徐々に時間を延ばしていき、ひとりでいることに慣らしていきます。
- 同じ部屋にいるときも、意識して愛犬を構わない時間を作ります。同じ部屋にいても別々に過ごすことが普通であるようにします。
飼い主さんが留守のとき
- ひとりで過ごすときに寂しくならないように、お気に入りのおもちゃを用意したり、テレビや電気をつけっぱなしにしておきます。飼い主さんの匂いがついたタオルや毛布などを置いておくと安心することもあります。
- 外出するときは、できるだけ気づかれないようにします。飼い主さんが出かける準備をしたり、家を出るときに声をかけたりすると、愛犬の不安を煽ることになります。出かける前はあえて愛犬と接しないようにし、「気づいたら飼い主さんがいなかった」という状況を作れるといいでしょう。
飼い主さんが帰宅したとき
- 飼い主さんが帰ってきたことを大喜びして興奮してしまう場合は、声をかけたり構ったりしないようにし、愛犬が落ち着いたころに声をかけてご褒美をあげたりしましょう。
- 留守番中に物を破壊したり粗相しても、叱らないことも大切です。失敗を強く叱られると、余計に不安になったり、飼い主さんの関心を引くためにわざといたずらをするようになることもあります。
我が家の失敗例
- 出かける前に、ケージに入れて出られないようにしていたのですが、ケージに入ると飼い主がいなくなる、と覚えてしまい、ケージに入ることを拒否するようになりました。
- 出かける前に、おやつをあげて気を紛らわそうとしましたが、何度かあげているうちに、おやつをもらうと飼い主がいなくなる、と覚えてしまい、おやつそのものを拒否するようになりました。
まとめ
愛犬が家でひとりになっても快適に過ごせるように工夫し、分離不安の症状がみられるときには、それぞれの原因に合った対処方法を試して改善されるかどうか様子を見ましょう。
飼い主さんと愛犬が依存関係になってしまうと、自立した行動がとれなくなってしまいます。
私の場合もそうですが、かわいいのでついつい構ってあげたくなりますが、適度に距離をとることも大事ですね。
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