ついこの間まで、よちよち歩きで「ママ大好き♡」と言って追いかけてきて、そばを離れなかった我が子が、十数年もたつとある日突然そっけなくなり、反抗的な態度をとったりすると、親としてはとてもショックですよね。
- 反抗期ってどんなもの?
- 反抗期が来た時の親としての心構え
- 我が家の長男の反抗期
- 反抗期の長男に対する私の向き合い方
反抗期は成長した証
反抗期は子どもが正常に発達し成長している証だから親は喜ぶべき、と言われても、かわいかった我が子に「うざい」とか「きらい」と言われたり、無視されたりしたら、親だってへこみます。
反抗的な態度をとりつつも、子どもなりに葛藤したりもがいたりしているのが反抗期。
親もひとりの人間として、その忍耐力が試されているかのようなつらい時期ですが、個人差はあるものの、永遠に続くものではなく、必ず終わりがくるものなので、「子どもの自立」についてゆっくりと長い目で捉えて、冷静に対応できるように工夫しましょう。
長男の反抗期【始まりからピークまで】
我が家の長男は現在高校1年生。
反抗期がうっすら始まったのは、小学4年生くらいでした。
- 家では親に頼りっきりのくせに、外に出ると親と一緒にいたがらない。
- 親と一緒にいるところを人に見られるのを嫌がる。
- 中学生になったころから、少しずつ暴言を吐くようになる。
- ひどいときは、私が傷つくワードをわざと選んでぶつけてくる。
今振り返ると、中学2年生が反抗期のピークだったと思います。
- 「おはよう」「おやすみ」「ありがとう」「ごめんなさい」「いただきます」「ごちそうさま」という最低限のあいさつすらしてくれなくなる。
- 気分によって、自分の話したいことは話してくるけど、こっちの話はスルー。
- 中学の参観日にも「絶対来るな!」と言われる。
このままグレてしまうんじゃないか、長男はまともな大人になれないんじゃないか、と悲観して泣きました。
長男の反抗期【ピークから現在まで】
- 相変わらず反抗的な態度は続く。
- 中学3年生になると、受験のことで嫌でも相談する時間が増える。
- 長男の趣味の話をするようになる。
- 一緒に志望校の見学や説明会にも行く。
高校受験が終わったころには、家で機嫌のいい時間が増えてきて、最低限のあいさつも少しずつしてくれるようになりました。
これはめちゃくちゃうれしい変化で、心の中でガッツポーズして喜びました。
長男の反抗期【ツンデレ期】
そして現在、長男は絶賛ツンデレ期です。
反抗期のピークは過ぎたものの、まだ完全には溶けていない氷のような感じ。
- 機嫌の悪いときは暴言も吐くけど、そんなに長くは続かない。
- 趣味の話を長々としてくる。
- 友達を家に泊めたがる。←一時期は友達を家に連れてくることすらなくなってました
- 相変わらず一緒に出掛けるのは嫌がるけど、外食ならついてくる。
ツンの状態に慣れてしまっているので、時々現れるデレに母は振り回されっぱなしなのです。
「行ってきまーす」って笑顔で手を振ってくれたりなんかした日にはもう、
ズキューン♡
と心を撃ち抜かれてしまう母です。(情けなし…)
親としての心構えと、気を付けたこと
先輩ママさんたちから、「男子の反抗期は家の壁に穴があくよー」と聞かされていたので、覚悟はしていたけど、我が家の長男はモノにあたるタイプではなかったようで、壁は今のところ無傷でホッとしています。
私の子育ては失敗だったのかな、と思い詰めることもありましたが、それでも我が子のことを見捨てることはできないし、やっぱり長男のことが大事でたまらない。
先輩ママさんや同級生のママさんたちの話を聞いたり、聞いてもらったりして、助けられることもたくさんありました。
苦しんでいるのは私だけじゃないって思えるだけで、安心できたんです。
そして、近所の知り合いのママさんに言われた言葉で、私はすごく励まされました。
「○○(長男)と、この前すれ違ったとき、ちゃんと笑顔で挨拶してくれたよー」
「家ではひどいかもしれないけど、外ではちゃんとしてるから大丈夫だよ!」
「ママに甘えてるだけで、ちゃんといい子に育ってる!」
と言われたときは、うれしくてまた泣きました。
そして親として、大きな心で長男の成長を見守ってあげよう、と腹をくくりました。
どんなに暴言を吐かれて、ムカついて、けんかをすることがあっても、ご飯を食べさせ、身の回りの世話はしてあげる。
衣食住の面倒は見るけど、必要以上に干渉はしない。
そして、暴言に関しても、ただサンドバッグのように暴言のパンチを浴び続けるのはつらいので、暴言を脳内変換することにしました。
- うざい ⇒ すき
- むかつく ⇒ だいすき
- ふざけんな ⇒ おもしろいね
- どっかいけ ⇒ そばにいて
- きえろ ⇒ 愛してる
こんな感じで毎回脳内変換して、長男にはバレないように楽しんでいました。
- 衣食住は何があってもしっかりサポート
- 必要以上に干渉しない
- 暴言は脳内変換して楽しむ
まとめ
まだ完全には抜け出せていない長男の反抗期ですが、私なりの心構えとかわし方をご紹介しました。
反抗期に悩む方の気持ちが、少しでも楽になれば幸いです。
子どもによって反抗期の度合いも様子も違うし、それぞれの家庭の状況によっても対応は変わってくると思います。
子育てには、コレといったひとつの正解がないので難しいですよね。
まだまだ先の長い子育て。
息切れしないように今日も息抜きしつつ、子どもと向き合いながら一緒にがんばっていきましょう!
コメント